異所性妊娠

概要・推奨

概要

  • 異所性妊娠は、全妊娠の1~2%程度の頻度で発症します。
  • 代表的な症状は、無月経に続く下腹部痛と性器出血であり、流産との鑑別が難しい場合があります。
  • 近年では高感度妊娠検査薬と高解像度の経腟超音波検査により、無症状の段階でも早期に診断されるようになっています。
  • 着床部位により、卵管妊娠、間質部妊娠、頸管妊娠、帝王切開瘢痕部妊娠、卵巣妊娠、腹腔妊娠などに分類されますが、その90%以上は卵管妊娠です。

推奨

  • 妊娠反応が陽性で、子宮腔内に胎囊が確認できない場合、子宮腔外に胎囊様の構造物を認める場合、あるいは急性腹症や腹腔内出血を示唆する所見がある場合には、異所性妊娠が疑われます。
  • 子宮腔外に胎囊、卵黄囊、または胎芽が確認できれば異所性妊娠と診断されます。
  • 超音波検査で確定診断が困難な場合は、血中hCG値の経時的な推移を診断の参考にすることが推奨されます。