アルコール性心筋症

概要・推奨

概要

  • 長期かつ多量の飲酒によって発生する中毒性心筋症の一つです。
  • 一般的に、1日あたり80gから90gの純エタノール換算量(日本酒で4合から5合、ビール中瓶で4本から5本)を5年以上にわたり摂取すると発症するとされています。
  • 初期には拡張障害と左室肥大を生じ、進行すると左室は拡大し、左室壁厚は正常ないし減少し、拡張型心筋症と同様の病態を呈します。
  • 組織学的には、細胞内小器官の構造変化が認められ、特にミトコンドリアの大小不同や増大、心筋内の脂肪滴などが特徴です。

推奨

  • 禁酒が基本的な治療として推奨されます。少量でも飲酒により増悪します。
  • 薬物依存症(アルコール性心筋疾患を含む)は、心臓移植の絶対的除外条件とされています。