食道カンジダ症
概要・推奨
概要
- 食道カンジダ症の治療に関するランダム化比較試験の多くは、後天性免疫不全症候群(HIV)患者を対象としています。
- 経口フルコナゾール(FLCZ)が、安全性と有効性に優れた第一選択肢とされています。
- 他の経口アゾール系薬であるイトラコナゾール(ITCZ)内用液やボリコナゾール(VRCZ)、また点滴薬であるキャンディン系薬のミカファンギン(MCFG)やカスポファンギン(CPFG)も、FLCZと同等の有効性が報告されています。
- これらの薬剤は、薬物相互作用や副作用の観点から、第一選択薬とはなっていない場合があります。
- 治療期間は2~3週間が基本ですが、症状改善に基づいた早期終了も検討されます。
- 内視鏡的な完治には長期投与を要しますが、耐性化リスク回避のため不必要な継続は避けます。
推奨
- 食道カンジダ症の治療として、経口フルコナゾール(FLCZ) 100-200mg/日を2~3週間投与することが、安全性と有効性に優れた第一選択肢です。
- イトラコナゾール(ITCZ)内用液 200 mg/日は経口FLCZと同等の治療効果ですが、CYP3A4を介した薬物相互作用や、食後内服による吸収低下に注意を要します。
- ITCZカプセルは経口FLCZと比較して有効性が劣るため、推奨されません。