早発卵巣不全

概要・推奨

概要

  • 早発卵巣不全(primary ovarian insufficiency:POI)とは、年齢40歳未満で4か月以上の無月経があり、高ゴナドトロピン値・低エストロゲン値を示す状態です。premature ovarian failure(POF)も同義で用いられます。
  • 早期の卵胞枯渇あるいは卵胞減少が病態ですが、加齢による閉経とは異なり、卵巣機能が回復することもあります。
  • 自然発生例の頻度は約2%といわれています。
  • 原因は不明であることがほとんどですが、家族性発症、自己免疫疾患、遺伝子異常、手術、化学療法、放射線治療などの医原性の原因も挙げられます。
  • 低エストロゲン状態により、ホットフラッシュなどの症状や骨量低下、脂質プロファイルの悪化、心血管リスクの上昇などが起こりやすくなります。
  • POIと診断されても卵巣機能が回復し、自然妊娠する可能性は低いですが不可能ではありません。

推奨

  • 問診を的確に行うことが推奨されます。
  • 内分泌学的検査などを行うことが推奨されます。
  • 挙児希望がある場合は、早期に専門とする医師に紹介することが推奨されます。