血小板増多
概要・推奨
概要
- 血小板数が40万/μL以上となる場合を血小板増加症と呼びますが、一般的には60万/μL以上を病的と考えます。
- 原因は主に、①反応性(二次性)血小板増加症、②骨髄増殖性疾患(本態性血小板血症を含む)、③骨髄異形成症候群、④家族性血小板増加症(遺伝性)に分類されます。
- 血小板増加症の多くは反応性のものが占めており、本態性血小板血症の頻度は高くありません。
- 血小板数が100万/μL以上の患者280名のうち、82%(231名)が反応性血小板増加症、3.9%(11名)が本態性血小板血症であったとの報告があります。
推奨
- 血小板増加症を認めた場合、鑑別診断のために詳細な病歴聴取、注意深い理学的所見の観察、血液一般検査、骨髄検査、染色体検査などを行うことが推奨されます。
- 病歴聴取では、血栓症や出血の既往、心血管障害のリスクファクターを確認することが推奨されます。これらはその後の治療方針や患者予後にも重要な情報となります。
- 理学的所見では、神経症状、出血斑、肝脾腫、深部静脈血栓症の有無を確認することが推奨されます。