2型糖尿病

概要・推奨

概要

  • 2型糖尿病は、インスリン分泌の低下やインスリン抵抗性をきたす遺伝的な素因に、過食、運動不足、肥満といった環境因子や加齢が加わって発症する、慢性の高血糖状態を主徴とする代謝疾患です。
  • 治療の目的は、糖尿病の合併症、特に細小血管症(網膜症、腎症、神経障害)および動脈硬化性疾患(虚血性心疾患、脳血管障害、末梢動脈疾患)の発症・進展を阻止し、糖尿病のない人と変わらない寿命と日常生活の質(QOL)を実現することです。

推奨

  • 治療目標は個々の患者の状態に応じて設定します。合併症予防のための一般的な管理目標値として、HbA1c 7.0%未満、診察室血圧130/80 mmHg未満、LDLコレステロール(LDL-C)120 mg/dl未満が推奨されます。
  • 冠動脈疾患を合併する患者では、LDL-Cの管理目標値は100 mg/dl未満と、より厳格な管理が推奨されます。
  • 体格指数(BMI)が25 kg/m²以上の肥満を有する場合は、5%以上の体重減量が推奨されます。